財団法人朝鮮奨学会

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各講演の要旨


第1回 懸賞論文

  ※最新の懸賞論文情報はこちら

  本会では、1971年以来、奨学生および卒業生の学術研究を紹介する「学術論文集」を刊行してまいりましたが、このたび第26集の発刊を機に初の懸賞論文を行いました。

  募集論文のテーマは「在日コリアンをはじめとする定住外国人の歴史・現況・展望に関する論考」および「北東アジア(主に朝鮮半島/韓半島)の平和と安定および歴史に関する論考」の二つで、締切日の2007年6月29日までに16編の応募がありました。

  博士課程6名、修士課程6名、学部生3名、一般1名という内訳です。国籍別では韓国8名、朝鮮3名、日本3名、中国2名となっています。応募者のうち本会奨学生もしくはOB・OGが半数の8名、それ以外の方が8名でした。

  二回の予備審査を経て、審査員10名(出席8名、書面参加2名)による審査会を開催しました。残念ながら大賞は該当なしとなりましたが、優秀賞2編と佳作1編を選びました。


 ○ 大  賞(賞金50万円) 該当なし

 ○ 優秀賞(賞金20万円) 2編
  鄭栄桓(一橋大学)    「解放」直後在日朝鮮人運動と参政権問題 ―「正当な外国人待遇」をめぐって
         論文要旨(pdf)
  李相旭(東京大学)    植民地朝鮮と墓の系譜学 ―私設墓地問題の分析を中心に―
         論文要旨(pdf)

 ○ 佳 作(10万円贈呈) 1編
  姜海月(名古屋大学)    在中コリアンの現状および人材育成に関する研究
       −韓国系企業内における在中コリアンの戦略的な活用の事例を中心に―
         論文要旨(pdf)

   以上3編は2007年12月16日発刊の本会「学術論文集」第26集に収録されています。