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代表理事挨拶公益財団法人朝鮮奨学会は2025年に創立125周年を迎えます。 120年有余の長い歴史を誇る朝鮮奨学会は、祖国解放後、わが民族の奨学育英機関として新たなスタートをきり、これまで9万人以上の高校生、大学生、大学院生の就学を支援してまいりました。奨学金の給付を主軸に、1961年からの奨学事業費の総額は178億円を超え、現在でも毎年約4億円の奨学金を給付する日本有数の奨学財団になりました。 こんにちまで幾多の困難を乗り越えながら、民族の人材育成にご尽力された朝鮮奨学会のすべての関係者の方々に、私は心からの敬意を表します。 2020年以後、世界中での新型コロナウイルスの感染拡大により、日本でも社会活動が制限され、本会事業も少なからず影響を受けました。そして2023年にコロナ感染症が5類に移行され、ようやくすべての対面行事が正常に行われるようになりました。在日同胞社会の未来である奨学生たちの元気な姿を目のあたりにして、本会役職員一同、改めて自身の役割と使命を心に刻みつけることとなりました。 奨学生のみなさん! 朝鮮奨学会には、さまざまな専攻と志をもった人々が集まってきます。本会の重要な使命は、奨学育英事業を通してみなさんの“学び” をサポートすることと共に、同じ民族的ルーツを持つ人々に交流の場を提供することであると考えています。民族の誇り、アイデンティティを胸に険路逆境を乗り越え、世界に羽ばたくべく勉学・研究に励んでください。 当財団に寄せられる同胞社会の期待は益々高まるばかりであり、時代の要求に沿って改革し、解決しなくてはならない諸問題も多くあります。私は思想・信条、所属団体を超え、在日同胞社会の変化と多様な要望に合わせて、「継承・革新・未来創造」の信念のもと、代表理事としての責務を誠心誠意、全力で果たしていく所存でございます。 本財団の事業に対して、何卒関係各位のご指導とご支援を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。
2024年8月 代表理事挨拶
2024年6月より韓国側代表理事を拝命しました朴相泓(パク・サンホン)と申します。これまで本会を支えて来られた先人の努力に深い敬意を抱きながら、今後、公益財団法人朝鮮奨学会の代表理事としての役割をしっかりと果たしていく所存であります。
2024年8月
公益財団法人朝鮮奨学会 代表理事 朴 相 泓 |